シアリスについて

日本では、バイアグラ、レビトラ、シアリスという3種類のED(勃起不全)治療薬が認可されています。シアリスは、そのなかでも最も新しいED治療薬です。有効成分としてタダラフィルを含有しています。先行する同効薬バイアグラなどの他のED治療薬と異なり、翌日にも作用が持ち越す長時間型という特徴があります。金曜の夜に服用すれば、日曜の昼ごろまで効果が持続することから「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。食事の有無にかかわらず作用します。バイアグラやレビトラが効きにくくなった人への代替治療薬として使用されることがあります。

シアリスが日本で承認されたのは2007年で、当初は日本イーライリリーより販売されていましたが、現在は日本新薬に移管されています。

2003年の発売以来、世界100ヵ国以上の国で1000万人以上のユーザーに使用され、2013年にはED治療薬として全世界のシェア42%を獲得しています。今世界でシェア第1位のED治療薬です。

バイアグラとレビトラとの違い

ED治療薬の元祖であるバイアグラは服用から1時間程度で効果が現れ、その後4時間程度持続する、どちらかといえば即効性の薬です。2番目に開発されたレビトラは服用から最短20分程度で効果が現れるため、さらに即効性に重きを置いた薬であるといえます。

しかし、シアリスはこれらのED治療薬とはコンセプトが異なり、服用から効果を最大限発揮するまでに3時間程度時間がかかる遅効性の薬です。ただし、ロングパワーという特性があり最大36時間という脅威の持続性を有しています

世界で初めて認可されたED治療薬であるバイアグラには食事の影響を強く受けるという弱点がありましたが、それより後に開発されたシアリスは食事による影響をほとんど受けないという利点があります。

服用方法

シアリスに含まれている主な成分は有効成分であるタダラフィルです。主成分であるタダラフィルは、水で溶けない性質があります。バイアグラやレビトラといったほかのED治療薬同様、有効成分のタダラフィルにもPDE-5という酵素の働きを阻害する効果があります。これにより、男性器の正常な勃起をサポートします。血流改善による勃起補助のED治療薬のため、服用により性的な興奮や性的な刺激が無ければ勃起しません。服用して体内に吸収されただけでは、勃起することはありません。

満腹だと吸収が悪くなり効き目が低下することがあるので、食後1時間以上あけてから服用することが推奨されます。また、過度なアルコールの摂取も控えた方が安全です。シアリス1回服用したら次の服用は24時間経過すると可能となります。同日に2回服用することはできません。服用に際しては決められた用法用量を守ることが何よりも大切です。

副作用

重大な副作用には、発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎などが見られます。しかし、バイアグラやレビトラと比較して時間をかけて吸収されることにより副作用の症状も控えめな特徴があります。

シアリスは血管拡張作用があり、血圧が下がります。硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤(ニコランジル等の硝酸エステル系薬剤)、可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがあるので、併用は禁忌とされています。

購入方法

シアリス(一般名:タダラフィル)は日本イーライリリー株式会社のED治療薬で、日本では2007年に5mg10mg20mg3種類の規格で製造販売承認を取得しています。薬価のない薬価基準未収載の薬に分類されるため、どこの医療機関で受診しても診察料から処方料まで保険適用外となります。そのため、ED治療薬として処方を受けるには保険証の提示は必要ありません。