最も有名なED治療薬のバイアグラ

バイアグラについて

バイアグラは世界初のED(勃起不全)治療薬で、有効成分としてシルデナフィルを含有しています。投与はいずれもクエン酸塩の形態で経口にて行われます。

元々は1990年代前半、狭心症の治療薬として研究・開発が始まり、その適応症として勃起不全に対する効果が発見されました。1998年にアメリカ合衆国で販売を開始された当初は「夢の薬」「画期的新薬」と世界中で騒がれ、日本では1999年に製造承認されファイザーから医療機関向けに販売が開始されました。

作用機序

バイアグラを服用すると、陰茎周辺部のNO作動性神経に作用して血管が拡張し、血流量が増えることによって陰茎が勃起すると考えられています。勃起不全の症状がある場合、この薬を性行為の30分くらい前に服用すると陰茎が勃起し性行為を正常に行うことができます。ただし、性的なリビドーがない場合や陰茎に対する物理的刺激がない場合は、勃起は起こりません。また、性的な気分を高揚させる効果はありません。

バイアグラの効果の持続性は人によって異なり、平均すると4時間前後と言われています。

服用方法

バイアグラは錠剤が一般的です。ED治療薬はただ飲めばいいというわけではなく、それぞれ効果的な使用方法が定められています。空腹時もしくは食事の1時間前に服用すると最も効果的と言われています。お腹が空いた状態がすすめられる理由は、胃の内容物によって、成分の吸収が遅れることを防ぐためです。食後など胃の中が満腹の状態では、勃起を促す効果が弱まります。日本国内で処方されている、バイアグラの最大容量は50mgと規定されています。

バイアグラの併用禁忌の薬は多数あり、塩酸アミオダロン製剤や硝酸剤が例として挙げられます。

副作用

バイアグラを服用すると血管が拡張し、全身の血流が良くなります。全身の血行が良くなるため、当然ながら下半身以外の場所でも充血が起こります。このような全身の充血により、副作用が生じる場合もあります。バイアグラの副作用として最も多く報告されているのが、めまい、顔の火照り、頭痛です。血液を全身に送り出す心臓の負担が大きくなることにより、胸痛、動悸、頻脈などの症状が発生する場合もあります

また、ニトログリセリンなどの心臓病薬との併用で血圧の急降下を招くなどの副作用が報告されています。バイアグラを服用する際は飲み合わせと持病に注意が必要です。「医師に処方された用量を守る」「50mg以上の用量を服用しない」といった基本事項を守ることが大切です。

購入方法

バイアグラを病院やクリニックで処方してもらうためには、まず診察を受ける必要があります。その診察でバイアグラを処方できるかどうかが判断され、問題がなければ処方されます。通販であれば診察を受けずに購入することもできますが、診察がなければバイアグラを飲んでも大丈夫な体質・状態なのかが判断できないため、不測の事態に見舞われるおそれがあります。そのため、健康面に配慮するのであれば医師の診察を受けて、適正に購入する方が安全です。オンラインでは偽物もたくさん出回っています。

勃起不全(ED)の程度がひどく慢性的な場合は、医療機関で専門医の診察を受けることをおすすめします。また、心臓、血圧などの持病を抱えている場合、他に毎日服用している薬がある場合は、EDの症状とともに医者に相談する必要があります。

ジェネリック医薬品

ファイザーの日本での特許切れにより後発医薬品(ジェネリック医薬品)の発売が日本でも合法となっており、2014年以降10社以上からバイアグラのジェネリック医薬品が発売されています。ジェネリック医薬品、先発医薬品と同種同量の有効成分を含有していますが、価格が先発品に比べて4080%安くなるのが特徴です。ジェネリック医薬品の販売開始によりこれまで以上にED治療薬を手軽に入手できるようになりました。